侍ジャパン・栗山監督が全日本大学野球選手権準決勝を視察「僕の中ではいい時間。勉強になる」

[ 2022年6月11日 17:28 ]

第71回全日本大学野球選手権準決勝 ( 2022年6月11日    神宮 )

侍ジャパン・栗山監督
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 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が神宮球場で準決勝2試合を視察した。この春は選抜高校野球をはじめ社会人、大学とアマ野球の試合に足を運んでおり「タイブレークの戦い方とか、自分ならどうするか考えながら見てます。試合の流れがどっちに行くのか、いろんな要素がある」と分析。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据え「短期決戦はこういう戦いなるんだろうなと。僕の中ではいい時間。勉強になる」と強調した。

 第1試合は、緊迫した投手戦から終盤の継投で流れが変わり、上武大が快勝。「継投は一番難しい。WBCで0―0の、そういう流れの中で自分がどう決断するか。難しい、怖いなと感じながら見ている」。また、相手の情報が少ない中での戦いについて「入れなきゃいけない情報、入れてはいけない情報、その整理をしていかないといけない」とも。短期決戦の戦い方をしっかり学び、大学日本一へ必死に戦う選手たちからも「WBCでも追い込まれた選手たちがどうなるのか、逆に力を出せるのか。そういう(選手の)幅も見させてもらった」と言葉に力を込めた。

 7月からはプロ野球の視察へシフトチェンジする方針。「ここからは(侍ジャパンの)チームの一員として欲しい選手に向かって動き出す。そういう時期になる」と話し、WBC本番へ向けた選手選考を本格化させる考えも示した。

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2022年6月11日のニュース