日本ハム・上沢 コントロール重視の「カドックス投法」でサヨナラ呼ぶ9回1失点

[ 2022年6月11日 06:00 ]

交流戦   日本ハム2―1中日 ( 2022年6月10日    札幌D )

<日・中>初回を無失点に抑え宇佐見グラブタッチを交わす上沢(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム・上沢が「カドックス投法」で、サヨナラ勝ちにつながる好投を見せた。9回で124球を投げて4安打1失点。白星こそつかなかったが、中日のエース・大野雄と見応えある投げ合いを演じ「今日の投球は新しい感覚だったので、今後の大事な要素になる」と、確かな手応えを口にした。

 前回3日の阪神戦は力みから6回5失点で降板。3日前に加藤から「(力感は)6割くらい。コントロールで投げた方が抑えられる」と助言を受け、この日は制球を重視。9回にはこの日最速の150キロを計測するなど、終盤まで余力は十分だった。

 それでも、7回2死二塁から木下に浮いたフォークを捉えられて同点に追いつかれただけに、上沢は「唯一の失投。次の反省として捉えてやっていきたい」と振り返った。初受賞した月間MVP賞の賞金で女房役の宇佐見にスニーカーとスターバックスカードをプレゼントする予定。相性抜群のバッテリーでの5勝目を見据えた。(清藤 駿太)

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