巨人・戸郷 桑田コーチの「いけるか?」に「いけます」即答でプロ初完投勝利 一人暮らしも「順調」

[ 2022年6月10日 21:27 ]

交流戦   巨人4―1楽天 ( 2022年6月10日    楽天生命パーク )

<楽・巨>7勝目を挙げた戸郷は笑顔でポーズを決める (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)が楽天戦(楽天生命パーク)で9三振を奪い、4安打1失点でプロ初完投勝利。両リーグ最多となる7勝目(3敗)を挙げた。

 初回2死から浅村へ1ボールから投げた2球目の144キロ直球が真ん中に入り、長い滞空時間の後で左翼スタンドぎりぎりに飛び込む先制10号ソロを被弾。だが、終わってみれば失点はこれだけだった。3回の1死満塁ピンチを無失点。4回以降は二塁すら踏ませない132球の力投だった。

 試合後、戸郷との一問一答は以下の通り。

 ――完投は意識した?

 「あの、去年、いま思い出したんですけど、一昨年広島で9回2アウトからやられてたんで、それも思い出しながら投げてました」

 ――8回終わりで桑田コーチと話していたが

 「“どうだ?いけるか?”ってことで、いけますということを言って、マウンドに上がりました」

 ――尻上がりの投球

 「そうですね。1、2、3回とバタバタとしてしまって今後どうなるかなと思いましたけど、何とか修正できたんで。今年勝てている要因かなと思います」

 ――修正できたポイントは

 「久しぶりの楽天の球場だったのである程度マウンドが分からない中でいったので、そこを探りながらマウンドとしっかり合ってきたから良かったんじゃないかと思います」

 ――去年に比べて四球の数も減っている

 「そうですね。四球も3回かな?それくらい出したんで、そこはまた反省して次の試合に臨めたらなと思います」

 ――今年は対左打者の投球を課題に。楽天は左が多い打線でこれだけの投球ができた

 「今年は対左を課題にしながらシーズンに入ったので、それがいい結果につながったのかなと思います」

 ――8回の小深田への1球はそのテーマに挙げていた1球

 「あそこの左のインコース真っすぐをテーマに挙げていたので、そこがいい形ではまってくれたというか。2―3まで行きましたけど、もう少しあそこをいい形で2―2とかそういう形を作れたらなと思います」

 ――佐々木朗希投手と戦った後からすごみを増している印象

 「いやあ(笑)。そんなんじゃないですけど、1試合1試合自分の出せるベストを尽くして、それができたんじゃないかなと思います」

 ――昨年と同じでこの時期に7勝目

 「去年も悔しい思いをしているので、ここから2桁は意識せずに1試合1試合ゲームをつくっていけたらなと思います」

 ――今年コンスタントに勝てている理由は

 「ある程度、桑田さんと取り組んでいるコントロールというのがしっかりと出せているからだと思います」

 ――テンポも崩さずに投げられている

 「今年はそこのテンポの維持とコントロールを桑田さんに言われているんで、そこが実行できた試合だったんじゃないかなと思います」

 ――山瀬とは2軍では何回か

 「2軍で一度だけなんで、山瀬の配球も感じながらいいものをつくれたらなと。僕も探り探りだったんで。山瀬もあんまり分からないと思ったんで。それでもあれだけの配球をしてくれたんで、山瀬のおかげかなと思います」

 ――意外な配球はあった?

 「あんまりなかったですかね。ある程度分かった上で投げてるんで、首振る場面もあんまりなかったんで、ある程度信じられたのかなと思います」

 ――一人暮らしは順調?

 「大分順調です(笑)」

 ――料理も作って

 「はい。しっかり(笑)」

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