広島・野村 618日ぶりの勝利「昨年の悔しさをやり返したいなと思っています」 逆転の味方打線に感謝

[ 2022年6月10日 22:05 ]

交流戦   広島6-3西武 ( 2022年6月10日    ベルーナD )

<西・広>今季初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる野村(撮影・久冨木 修)     
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 広島は10日、西武戦に6-3で逆転勝ちし、連敗を「2」でストップ。一夜にして“借金生活”も脱出した。立役者の一人である先発の野村祐輔投手(32)が、喜びの声を挙げた。

 「久々のマウンドだったんですけど、今までやってきたことを全て出せるようにという思いでマウンドに立ちました」

 今季初登板。昨季はプロ入り10年目で自身初の未勝利に終わっただけに、この日は期するものがあった。初回、山川に先制2ランを浴びた。だが、そこから立ち直った。「初回、先制されたのですが、味方がすぐに追いついてくれて、何とか粘りながら投げられた。ストライク先行でいけたので、自分の投球ができたと思います。たくさん点を取ってくれましたし、勇気を持って投げることができました」。味方打線から得点と勇気をもらい、野村もマウンドで必死に腕を振った。

 結局、6回途中3失点(自責2)で降板したが、その後はターリー、ケムナ、森浦、栗林が1点も許さず、野村に白星をプレゼントした。20年9月30日の巨人戦以来、618日ぶりの勝利。野村はスタンドの広島ファンに向かって「いつも応援ありがとうございます。これから何とか昨年の悔しさをやり返したいなと思っていますので、また応援をよろしくお願い致します」と約束し、拍手を浴びていた。

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2022年6月10日のニュース