全日本大学野球4強の佛教大が休養日練習 負傷離脱の主将に日本一届ける

[ 2022年6月10日 20:00 ]

二塁手のノックを見つめる佛教大の主将・田中颯翔(左)
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 全日本大学野球選手権(12日決勝、神宮)で3年ぶりの4強に進出した佛教大(京滋大学)が休養日の10日、東京都世田谷区の駒大グラウンドで練習を約2時間30分行い、11日の準決勝・上武大(関甲新学生)戦に備えた。

 9日の準々決勝・明大(東京六大学)戦の7回、飛球を追って右翼手と激突し9回の守備から退いた二塁手で主将の田中颯翔(はやと、4年=天理)は試合後病院に直行し、左肩脱臼が判明。ベンチには入るが欠場の見込みで「みんなのことを信じている」と声で後押しするつもりだ。

 今大会は2回戦・東海大札幌(札幌学生)戦で6回無失点と好投した徳田光希(4年=木本)、1回戦・東海大(首都大学)戦と明大戦で計15回1/3を2失点の山本奨人(3年=智弁学園)、全3試合で救援し計4回2/3を無安打無失点の今秋ドラフト候補エース・木村光(4年=奈良大付)の右腕3人衆が絶好調。木村も先発の「準備はできている」といい、折れない“3本の矢”で束になって19年の準V超えを狙う。

 リーグ戦では開幕戦の滋賀大戦で8回無失点の好投も、右肩関節唇損傷のため以降は救援で計2イニングに登板したのみ。志半ばで戦線離脱した主将の思いは痛いほどわかる。「穴は大きいけど、チームにとっては成長できるいい機会。颯翔を日本一の主将にしたい」と頂点を見据えた。

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2022年6月10日のニュース