東日本国際大・上崎が3戦連発で4強 東海大・原辰徳、青学大・井口に並び「てんぐにならないように」

[ 2022年6月10日 05:30 ]

第71回全日本大学野球選手権第4日・準々決勝   東日本国際大5-4大商大 ( 2022年6月9日    神宮 )

<東日本国際大・大商大>初回、先制3ランを放つ東日本国際大・上崎(撮影・木村 揚輔)
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 準々決勝4試合が行われた。東日本国際大は、上崎彰吾外野手(4年)が3戦連発となる決勝3ランを放ち、大商大に5―4で勝利。3本塁打は大会個人最多タイとなった。佛教大は、明大に延長10回タイブレークの末に3―2でサヨナラ勝ち。10日は試合がなく、11日に準決勝2試合が行われる。

 名選手の記録を呼び起こした。東日本国際大の5番・上崎が初回2死一、二塁で、大会史上初の3戦連発となる決勝の先制右越え3ラン。大会の個人最多タイ3本塁打とし「バットの先だったが、風にうまく乗ってくれた」とうなずいた。

 1メートル74、82キロの左打者。80年に3打席連続本塁打を放った東海大・原辰徳(現巨人監督)や、96年の青学大・井口資仁(現ロッテ監督)らの記録に並び「てんぐにならないように初心に戻ってやりたい」と謙虚に喜んだ。

 高校通算は8本塁打だったが、昨秋から下半身のウエートトレーニングに注力。「スイングスピードは170キロぐらいになった」と今大会の活躍につなげた。07年以来の4強進出に貢献し、「決勝に行けるように頑張りたい」と力を込めた。(田中 健人)

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2022年6月10日のニュース