ロッテ朗希の4勝目が消える 守護神・益田が球団新記録605試合目登板でまさかの同点被弾

[ 2022年5月6日 21:14 ]

パ・リーグ   ロッテーソフトバンク ( 2022年5月6日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>9回、代打・中谷の同点2ランにベンチで肩を落とす佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発。6回6安打1失点で11三振を奪う力投で、3─1とリードして救援陣にバトンを託したが、9回に守護神・益田直也投手(32)が同点に追いつかれ、中11日の復帰マウンドで4勝目はならなかった。

 2点リードの9回。守護神・益田が、1死一塁から代打・中谷に打たれた打球が左翼席に吸い込まれた。同点2ラン。益田にとっては村田兆治を超える球団新記録となる605試合目の登板だった。佐々木朗はベンチでぼう然とそのシーンを見守った。

 それでも、佐々木朗の投球は圧巻だった。4回に今宮に右中間二塁打され、先制点を許し、本拠地では4月3日の西武戦以来、22イニングぶりの失点。しかし、失点はこの1点のみで、最速は164キロをマークし、11三振を奪った。

 佐々木朗は4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成し、同17日の日本ハム戦でも本拠地で8回完全投球。同24日のオリックス戦(京セラドーム)では記録がどこまで伸びるか注目されたが、初回の先頭打者に安打を許すなど、5回2失点ながらも今季3勝目を挙げた。その後、井口監督が疲労を考慮し、翌て25日に出場選手登録を抹消。中11日空けての登板だった。

 この試合では来場者に、三振を意味する「K」の文字と、佐々木朗のサインがプリントされた「Kボード」が配布。さらに「完全試合達成記念」サイン入り色紙がプレゼントされた。そんなファンの期待に応えた。佐々木は広報を通じ「序盤は苦しいピッチングになってしまったんですが、なんとか1点に抑えることができて、リードしている形で次に繋ぐことができて良かったです」と語った。

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