松井秀喜の元チームメイト、マーク・テシェイラ氏が42歳で学位取得

[ 2022年5月6日 08:06 ]

ヤンキース時代のテシェイラ氏
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 2009年、ヤンキースの世界一メンバーで松井秀喜のチームメイトだったマーク・テシェーラ氏(42)がジョージア工科大で経営管理学の学位を取得した。AP通信が報じた。「ジョージア工科大の卒業生だと言えることがすごく誇らしい」と語っている。

 同大で3年間プレー、01年一巡5番目でレンジャーズに指名されてプロ入りし、2年でメジャー昇格。14シーズンで、オールスターに3度選出、シーズン30本塁打以上を9度、100打点以上を8度マークした。

 16年シーズンを最後に引退し、テキサス州オースチンに住んでいたが、新型コロナでジョージア工科大もリモート授業に切り替わったと知り、学位が取れると考えた。「学位の必要はなかったけど、ずっと頭の中にあった」と明かす。「実際のところ、若い頃は専攻が野球で、ビジネスの勉強は副専攻だったけどね」。

 とはいえ、授業を受けるのも20年のブランクがあると簡単ではなかった。取っていたクラスのほとんどはもはやカリキュラムに存在せず、過去に取得した履修単位を失わずに新しいクラスを取るのに工夫が必要だった。そして財政学を取ろうとしたが難しすぎて手に負えず、一旦は諦めかけた。同じ大学を既に卒業していた妻に励まされ、財政学から総合管理に変更、勉強を続けている。

 最後の2学期分は、オンラインだけでなく、3、4週間ごとにジョージア州アトランタまで飛び、月曜の朝から木曜の夕方まで、教室に座っていた。クラスメートは半分くらいの年齢の生徒たち。「みんなコンピューターを叩いているのに、自分だけノートに手書きをしていた」と苦笑いする。苦労はしたが、成績は上々で、クラスメートとの交流も楽しめたと振り返る。卒業証書は、MLBでもらったゴールドグラブやワールドシリーズのトロフィーと一緒に居間に飾るそうだ。

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2022年5月6日のニュース