菊池雄星 移籍後初勝利「気持ちの部分でも攻めていけた」 11連勝中のヤンキース相手に6回3安打1失点

[ 2022年5月5日 13:40 ]

ア・リーグ   ブルージェイズ2ー1ヤンキース ( 2022年5月4日    トロント )

6回1失点の好投で初勝利を挙げた菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が4日(日本時間5日)、本拠地トロントでのヤンキース戦に先発。6回3安打1失点で、移籍後初勝利を手にした。

 今季5度目の先発となった菊池は初回、先頭打者に中前打を許したが、2番・ジャッジをフルカウントからのチェンジアップで空振り三振。続くリゾはカットボールで二ゴロ併殺打に仕留め、初回をリズムよく3人で終えた。

 0-1の3回、同点本塁打を許したが、11連勝中と好調の相手に最少失点でしのいだ。3回に味方が勝ち越すと、テンポよく回を重ね、5回を終えた時点での投球数は65。6回は1死三塁のピンチを背負うも、ジャッジを外角低め96マイル(約154キロ)直球で見逃し三振、続くリゾはこの日最速97マイル(約155キロ)直球で三邪飛に仕留めた。三塁手の捕球を見届けると捕手・ハイネマンは両手で控えめにガッツポーズ。菊池はハイネマンとグータッチを交わし、引き締まった表情でベンチへと引き揚げた。

 6回78球。強力打線を相手に毎回の7三振を奪う好内容だった。試合後、左腕は「早く勝ちたい思いがあったので、この勝利はすごく大きい。初球のストライクが一番大事だと言われていて、この試合はそれができていた。気持ちの部分でも攻めていけた」と振り返った。リリーフ陣がリードを守り切り、ヤンキースの連勝を11で、チームは連敗を2で止めた。

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2022年5月5日のニュース