茨城・明秀学園日立が5年ぶりの優勝 4番石川が高校通算24発目の先制3ラン!疲労骨折乗り越え

[ 2022年5月5日 14:34 ]

春季高校野球・茨城大会決勝   明秀学園日立9―3つくば秀英 ( 2022年5月5日    J:COMスタジアム土浦 )

<春季高校野球・茨城県大会決勝 つくば秀英―明秀学園日立>初回に先制3ランを放った明秀学園日立・石川はホームランボールを手にニッコリ
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 今春センバツに出場した明秀学園日立が4番・石川ケニー外野手(3年)の先制3ランなどでつくば秀英を下し、5年ぶり2度目の「春の王者」に輝いた。

 痛烈な先制パンチだ。初回1死一、二塁、石川が先発左腕・塚越伊織(3年)のカーブをかち上げる。白球が右翼席に吸い込まれると、意気揚々とダイヤモンドを回った。

 「変化球待ちでいこうと…。初球が直球だったから、次は絶対変化球が来るはず」。金沢成奉監督の助言を生かした高校通算24発目が、試合を決める一撃となった。2打席目は申告敬遠されたが以降も右前打、右前適時打で計4打数3安打、4打点の荒稼ぎだ。

 決戦1週間前、腰椎を疲労骨折したことが判明した。「病院に行ったら折れていると…。普段通り練習していたので、先生から“痛みに強いね”と言われました」。病院の許可をもらい、この日は痛み止めを服用しコルセットをつけフル出場。鉄人ぶりを発揮した。準決勝までは打率・235と低迷していただけに、金沢監督も「石川が4番らしさを出してくれた」と喜んだ。

 21日開幕の関東大会初戦は千葉・銚子商、栃木・青藍泰斗の勝者と対戦する。

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2022年5月5日のニュース