オリのドラ5池田 西武・平良からデビュー戦初安打 「何とかして塁に出たかったのでうれしかった」

[ 2022年5月2日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-2西武 ( 2022年5月1日    京セラD )

オリックス・池田
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 敗戦の中で高卒ルーキーが光を放った。オリックスのドラフト5位・池田が9番右翼で登場したデビュー戦を初安打で飾った。

 「相手投手が速いのは分かっていたので、短く持って力負けしないように。終盤で、何とかして塁に出たかったので、安打で出られてうれしかったです」

 球界屈指の剛腕から一振りで仕留めた。1―1の8回先頭で回ってきた第3打席だ。1ボールからの2球目、平良の156キロを巧打。趣味は筋トレで、身長1メートル72ながら筋骨隆々。新人離れしたパワーで右前へ、はじき返した。

 高卒新人の5月デビューは異例。前日4月30日にプロ初昇格を伝えられ、母校・大阪桐蔭の西谷浩一監督にも報告し、「“勢いで、思い切ってやれ”と」と背中を押された。「チームに貢献できるようにやっていきたい」。“勝利と育成の両立”を掲げる中嶋オリックスの新たな戦力に名乗りを上げた。(湯澤 涼)

 ≪来田以来の快挙≫池田(オ)が9番右翼でプロ初出場初先発。チーム高卒新人選手のシーズン前半戦(=球宴前)のデビューは、昨季7月13日の日本ハム戦に7番左翼で出場した来田に続くもの。この2人以前には11年開幕戦の4月12日ソフトバンク戦で(後藤)駿太が9番右翼でデビューしている。

 ▼オリックス・山岡(7回1失点、11奪三振で勝敗付かず)全体的には操れたボールも多かったと思います。7回まで粘り強く投げきれたところは良かったです。

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2022年5月2日のニュース