智弁和歌山のドラフト候補・武元一輝、今春初先発で7回途中1失点 9球団視察

[ 2022年5月2日 12:24 ]

春季近畿地区高校野球大会和歌山県予選   智弁和歌山4-1田辺 ( 2022年5月2日    紀三井寺 )

<智弁和歌山・田辺>先発し田辺打線を無失点に抑えた智弁和歌山・武元一輝(撮影・岸 良祐)
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 今秋ドラフト候補に挙がる最速148キロ右腕の智弁和歌山・武元一輝(3年)が準々決勝で今春の公式戦初先発。9球団のスカウトが視察する前で、7回途中を4安打1失点にまとめた。

 「今日は捕手のミットめがけて投げるというイメージだけでした。両サイドのコントロールとテンポを意識しました」

 初回、自己最速に2キロと迫る146キロを計測。最遅102キロのカーブとの球速差は44キロで、3回までは無安打投球だった。7回2死一塁でマウンドを譲り、後を継いだ投手が生還を許したため1失点となったが、与えた四球もわずか1。制球重視を貫いた。

 春の勝利も大事だが、見据えるのは夏の甲子園連覇。背番号17のエース右腕は「分かっていても打てない真っすぐ、決めきれる変化球といった圧倒できる球を身につけて、夏につなげていきたい」と意気込んだ。

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2022年5月2日のニュース