阪神・糸井 西純の願いかなえた2点打 「絶対に勝ちをつけてあげたかった」 40歳代打でハッスル

[ 2022年5月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-1巨人 ( 2022年5月1日    東京D )

<巨・神>8回、代打・糸井は中前に2点適時打を放つ(投手・鍬原)=撮影・大森 寛明
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 2―1の8回1死満塁。代打の阪神・糸井が鍬原の低めシンカーを中前へ運び、2点適時打で大きく突き放した。

 「西純矢がほれぼれする球を投げていて、絶対に勝ちをつけてあげたかった。追加点を取れるチャンスで使ってもらって、何とか事を起こしたかった」

 大喜びする20歳の姿に「ああいう若いピッチャーを見てたら、僕も興奮する。おめでとう、と言いたい」と40歳の目尻が下がる。ベンチ待機は先月23日のヤクルト戦以来、6試合ぶり。連勝が始まってからは初の“休養”でも集中を切らさず出番に備えた。

 前夜に更新したツイッターでは「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ」と謎の投稿。大人気漫画「ドラゴンボール」でナメック星のポルンガ(願いをかなえてくれる龍)を呼び出す呪文で、試合では1打席で追加点を呼んだ。得点圏打率・455(22打数10安打)まで上昇。17打点は佐藤輝と並ぶチームトップで、存在感は際立つばかりだ。(長谷川 凡記)

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2022年5月2日のニュース