カブス・誠也、14打席無安打で4月終了 開幕10戦打率.429も急降下

[ 2022年5月2日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス9-1ブルワーズ ( 2022年4月30日    ミルウォーキー )

<ブルワーズ・カブス>3回、右飛に倒れる鈴木(ロイター)

 今季2度目の4番起用に応えられなかった。1―3の3回2死一、二塁の好機、カブス・鈴木は先発左腕ラウアーの球威に押されて93マイル(約150キロ)のカットボールを右飛。1―6の6回1死一塁では三ゴロ併殺に倒れた。9回無死二塁では四球を選んだものの、4番が沈黙したチームは3連敗で借金5に膨らんだ。

 3試合、14打席連続無安打は、4月19~21日の間と並んでともに自己ワースト。開幕10試合で打率.429、4本塁打と大暴れし、日本選手最速で週間MVP(11~17日)も受賞した。だが、終盤は尻すぼみ。ここ12試合はノーアーチで打率.279に下降。地元のNBCシカゴ電子版は「最近11試合は40打数7安打(打率.175)で14三振。その間チームは2勝9敗だった」と足並みをそろえて失速したと指摘した。

 「打順を上下に動かすことで、最善の形にしたい」と説明していたデービッド・ロス監督の狙いは外れた。月変わりを迎え「月ごとに評価していく。修正が必要な点を見つけ、勝つために変えていく」と指揮官。鈴木は前日に大リーグ公式サイトによる4月のオールスターに選ばれるなど、実力の一端は示した。コイの季節の5月を迎え、再浮上へ向け試合後はバットを手に室内練習場へ向かった。

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2022年5月2日のニュース