MLB連携リーグで女性選手が史上初めて先発出場 2打数ノーヒットも歴史的なデビュー戦

[ 2022年5月2日 13:02 ]

4月22日、代走で出場したときのケルシー・ウィットモア(AP)
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 大リーグ(MLB)のパートナーリーグとなっているアトランティック・リーグ(全10チーム)のスタッテンアイランド・フェリーホークスに所属している女性選手、ケルシー・ウィットモア(23=170センチ、64キロ)外野手が1日、ノースカロライナ州シャーロット郊外のガストニアで行われたガストニア・ハニーハンターズ戦で「9番・左翼」として出場。AP通信によれば、大リーグと連携しているリーグでの女性選手の出場は1994年のハワイ・ウインターリーグで2人が経験しているが、先発出場はウィットモアが初めてとなった。

 右打者の同選手は野球の米国代表で投手でもあるが、カリフォルニア大フラートン時代はソフトボールの選手として活躍。独立リーグでは26打数2安打という成績があり、4月に入ってフェリーホークスと契約。4月22日に代走として初出場を果たしていたが、初先発となったこの日は第1打席が三振、第2打席は腕への死球、第3打席は右飛という内容でヒットは打てなかった。守備機会は2回あって飛球を無難に捕球している。

 今季のMLBではマイナーリーグに女性監督、メジャーのジャイアンツでコーチが誕生するなど女性の進出が顕著。そしてついに選手として先発するというレベルまで達してきた。

 なおフェリーホークスは5―10で敗れて開幕から9連敗。ハニーハンターズは9勝1敗となった。

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2022年5月2日のニュース