日本ハム3連敗…延長10回“痛恨のミス”から決勝点を献上 清宮は9回サヨナラ好機で凡退

[ 2022年4月26日 21:37 ]

パ・リーグ   日本ハム2ー3オリックス ( 2022年4月26日    東京ドーム )

<日・オ>9回、清宮が見逃し三振に倒れガックリの新庄監督(撮影・西海健太郎)
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 日本ハムは26日のオリックス戦(東京D)で延長10回の“痛恨のサインミス”をきっかけに決勝点を献上。2―3で敗れ痛恨の3連敗。決勝点に繋がる“ミス”をしてしまった2番手のドラフト8位ルーキー・北山亘基投手(23)は1回0/3を1安打1失点で今季初黒星(3勝1S)を喫した。

 打線は山本に対し3回まで1安打に封じられていたが4回、先頭の3番・近藤が左前打で出塁。続く4番・松本剛は初球から送りバントの構えを見せたがカウント2―0となったこともありヒッティングに変更。山本の投じた4球目、真ん中付近に甘く入ったカットボールを叩き、三塁手の頭上を越える二塁打を記録。無死二、三塁と絶好のチャンスを迎えると、5番・石井が初球を狙い撃ち。変化の少なかった145キロのフォークを捉え右前適時打。これが今季・山本が浴びた初めての適時打となった。

 勢いに乗る打線は、さらに無死一、三塁から“ダブルスチール”で追加点。一塁走者の石井が二盗を狙ってスタートを切ると、捕手の若月が二塁へと送球。三塁走者の松本剛は捕手が投げると同時にスタートを切って悠々とホームイン。石井の二盗も成功するなど、足で相手を翻ろうして追加点を奪うとベンチの新庄BIGBOSSも喜びを爆発させた。

 前回登板で完封勝利を飾った先発の加藤は、初回から安定感抜群の投球を披露。この日21歳の誕生日を迎えた遊撃手・上野の好守にも後押しされ、7回まで無失点に抑えた。しかし8回、1死一塁から紅林に手痛い1号2ランを被弾。試合を振り出しに戻されてしまった。

 9回からは2番手として北山がマウンドへ。打者3人で打ち取ると、その裏に2死二塁で一打サヨナラというチャンスが到来。ここで代打・清宮が登場するも相手4番手・比嘉の投じた5球目、インコース低めギリギリいっぱいのストレートに反応できず見逃し三振に倒れた。

 10回も続投となった北山だったが無死一、二塁から痛恨の“サインミス”が発生。一塁手の清宮が送りバントを防ごうと前進していたのに気づかず無人の一塁へけん制球。ボールが転々とする間にそれぞれ進塁されたところで降板となった。

 無死二、三塁の大ピンチからの登板となった3番手・堀は福田を浅い中飛に打ち取り、続く紅林には死球。1死満塁としてしまったところで吉田正に右前適時打を浴び勝ち越しを許すも後続は打ち取り追加点は与えず。それでも10回の攻撃が無得点に終わり、3連敗。チームは8勝17敗で借金9となってしまった。

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