落合博満氏 朗希に詰め寄った白井球審に「とるべき態度じゃない」 今後の関係に「しこり残る」と断言

[ 2022年4月26日 18:04 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が26日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を緊急更新。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が判定への態度について球審の白井一行審判員(44)に詰め寄られたことについて、自身の考えを語った。

 佐々木朗は24日のオリックス戦に先発し、5回6安打2失点で開幕3連勝を飾ったが、2回にはストライク、ボールの判定への態度について、白井球審に詰め寄られる場面があった。

 「あれは、白井審判の思い込みの強さじゃないのかな。佐々木がストライク、ボールの判定で、2、3歩前に出てきて、ニヤッと笑った。バカにされたんじゃないのか、という思い込みが強かったんじゃないのかな。とるべき態度ではない、あれは」ときっぱり。「ニヤっと笑ったというのが、バカにされたという感じなんじゃないの。自分の判定に不服があるのかというようにとっちゃったんじゃないのかな」と語った。

 「あの日の白井審判は、ストライクをボールと言ったケースが結構あったんだ。(オリックス先発の)山崎(颯)の場合にもある。お互いにあるんだ」とした上で「だからそこを表情一つ変えないでというのは、人間のやることだから、“何であれがボールなんだよ”というあきれたような感じに取られたのかな」と冷静に分析した。

 この一件で佐々木朗と白井審判の間に「しこりは残るか」と問われると「残るよ。残らないつもりでもどっかにひっかかるし、遠慮はあると思う。時間がかかるんじゃないのかな。現役を辞めるまで、いなくなるまで、続く可能性はあるよ。人間執念深いもん」と即答。今後の影響力という点もふまえた上で、球審としてどういう態度をとるべきだったかという点について「毅然たる態度をとって、そこに居座ることが最善の策だったと思うよ。たったあのくらいで、ブチ切れちゃあ…。試合を運んでいく審判にしたら、ちょっと短気すぎたんじゃないのかな」と締めくくった。

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2022年4月26日のニュース