ロッテ・佐々木朗への白井球審の対応 NPB審判長「別の方法があった」 NPBに意見殺到

[ 2022年4月26日 19:03 ]

24日のオリックス―ロッテ戦の2回、佐々木朗(左)のもとに歩み寄る白井球審(撮影・成瀬 徹)
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 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は26日、ロッテ・佐々木朗希投手(20)の判定への態度に対して球審の白井一行審判員(44)が試合中に詰め寄った問題で、友寄正人審判長(64)が「別の方法で対応すべきだった」と指摘したことを明らかにした。白井審判員は24日のオリックス戦の2回、佐々木朗が安達への際どい外角速球がボールとされて苦笑いを浮かべると、直後に言葉を発しながらマウンド付近まで詰め寄っていた。

 審判員は、試合ごとに担当クルーがジャッジについて検証を行っている。当日は友寄審判長が試合後に白井審判員へ電話で連絡。井原事務局長によると、友寄審判長は「審判員が試合中に選手へ注意や指導することはあるが、今回のような形でなく別の方法で対応すべきだった」とし、白井審判員も深く理解していたという。

 NPBには今回の件でメールなどで相当数の意見が寄せられている。井原事務局長は対応方法について、一般論としてイニングの合間や試合後にベンチへ伝えるなどの方法を挙げた。また、今後の対応について「処分になるような根拠規定はない。何らかの処分をする対象とは考えていない」と語った。
 

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2022年4月26日のニュース