巨人が首位陥落!2カード連続負け越し 小林痛恨の捕逸が決勝点 ヤクルト高橋にG戦初勝利を完投で許す

[ 2022年4月10日 16:42 ]

セ・リーグ   巨人1―2ヤクルト ( 2022年4月10日    東京D )

<巨・ヤ>8回、中田が凡退してチェンジ。交代を告げるためにベンチを出る原監督(撮影・篠原岳夫)
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 巨人は息詰まる投手戦にミスで競り負け、2カード連続の負け越し。試合前まで0・5ゲーム差の2位だった広島が勝ったため、4月1日から立っていた首位の座から2位に後退した。

 巨人のドラフト3位ルーキー右腕・赤星とヤクルト左腕・高橋の投げ合いで6回まで1―1の投手戦。だが、1―1のまま迎えた7回だった。赤星が2死からオスナを四球で塁に出し、古賀の左前打などで2死二、三塁のピンチ。ここで打席には相手先発投手の高橋が入ったが、ファウルでしつこく粘られた9球目フォークを小林が捕逸する間に勝ち越しの1点がヤクルトに入り、これが決勝点となった。

 赤星はプロ最多の121球を投げ、7回5安打2失点(自責1)と好投もプロ初黒星。前回登板した3日の阪神戦(東京D)では7回2失点好投でセ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利を挙げたが、2連勝とはならなかった。

 巨人は開幕15試合目にして初めて中田をスタメンから外し、これまで6番だった丸が今季初めて5番に。その第1打席となった2回に7試合ぶりの一発となる先制3号ソロを放った。1点を追う9回には先頭の吉川が左前打で出塁し、ポランコの代打・広岡が死球で1死一、三塁のチャンスをつくるも岡本和の投ゴロで三走・吉川が本塁憤死。なおも続いた2死一、二塁で丸が二ゴロに終わって試合終了となった。

 ヤクルトの高橋は昨年11月21日に行われたオリックスとの日本シリーズでプロ初完投初完封して以来、レギュラーシーズンではプロ初の完投勝利で今季2勝目。巨人戦は待望の初勝利となった。ヤクルトは阪神との開幕カードで3連勝して以来4カードぶりの勝ち越し。試合前の単独5位から単独3位に浮上している。

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