ソフトバンク上林「自分が元気なかったら栗原も心配なる」 長期離脱の栗原のため、前を向く

[ 2022年4月3日 19:10 ]

<ソフトバンク練習>藤本監督(左)が見つめる中フリー打撃をする上林(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンク・上林誠知外野手(26)が3日、チームを背負う覚悟を強固にした。30日のロッテ戦の守備で自身と交錯した栗原が左膝前十字靱帯断裂など長期離脱。予期せぬ事故に心を痛めたが、後輩のためにも必死に前を向いた。

 「試合後、すぐ行って“ごめんな”と言った。栗原も“全然大丈夫です”とは言ってくれてたけど…」。上林も右手や右肩を骨折し長期離脱の経験者。プレーできないつらさは痛いほど感じている。それでも、「自分が元気なかったら、栗原も心配になってしまう。頑張らなきゃという思いがより一層強くなった」とバットには力が入る。

 今季は2年ぶりの開幕スタメンも初戦で2死球。少なからず影響は残り、ここまで10打数1安打だが、「良いスイングもあるし、ボールが見えてないとかもない」。この日、全体練習のフリー打撃では50スイングで3本の柵越え。藤本監督は「タイミングさえ、しっかりとれたら打てると思う。今日は良かったよ」と褒め称えた。

 上林は「開幕戦で2回当たることもなかなかない。今年は当たり年にしたい」とポジティブ精神で再び輝きを取り戻してみせる。

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2022年4月3日のニュース