巨人・中田翔 初回グランドスラムで移籍後初のお立ち台「皆さんには感謝しかない」

[ 2022年4月3日 16:53 ]

セ・リーグ   巨人9―5阪神 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神>ヒーローインタビューを終え、中田(左)と記念撮影する赤星(撮影・河野 光希)
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 巨人の中田翔内野手(32)が阪神戦(東京D)の初回に通算6本目となる2号満塁アーチ。チームに首位キープの6連勝をもたらすとともに、7回2失点と好投したドラフト3位ルーキー右腕・赤星優志投手(22=日大)のセ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利をド派手に演出した。

 0―0で迎えた初回、吉川の左前打とポランコ、岡本和の連続四球で1死満塁として入った第1打席で、今季初登板となった先発右腕・ガンケルの初球を左翼スタンド上段に叩き込んだ。前日まで4試合20打席連続ノーヒットで、5試合21打席ぶり安打が特大のグランドスラム。バットを握りしめたままの“確信歩き”で打球を見届けた中田の驚弾が左翼スタンド上段に突き刺さると、東京ドームには歓声とどよめく声が交錯した。

 試合後、お立ち台に上がった中田は「見ての通り、全然貢献できてないので。初球からガムシャラにいきました」と第一声。特大の当たりに感触を聞かれると「チームが連勝という形でずっときているので、その足を引っ張らないようにとだけ気を付けて打席に立ちました」とし「本当に気持ちよかったですし、日ごろからファンの皆さんの声援には本当に背中を押してもらっているようなね、気持ちで。本当にファンの皆さんの声援でホームランになってくれたというふうに思っています」とかみ締めるように話した。

 昨年8月の移籍後、初のお立ち台。スタンドからの大きな拍手に「本当に皆さんには感謝しかないですし。でも、まだまだ認めてもらっているとはね、僕自身も思ってませんし。もっともっと結果を残してもっと大きなね、声援を送ってもらえるように頑張りたいなと思います」と感謝の言葉を続けた中田。今後の戦いに向けては「本当にピッチャー陣のみんなもすごく頑張っていますし、もっともっと勝ちを重ねられるように僕自身も一生懸命頑張っていきたいと思います」と最後まで穏やかな口調で話していた。

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