巨人・赤星 セ新人一番乗りのプロ初勝利「本当に頑張りました」 ファン時代から「あこがれていた景色」

[ 2022年4月3日 17:14 ]

セ・リーグ   巨人9―5阪神 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神>プロ初勝利の記念球を手にポーズをとる赤星(撮影・河野 光希)
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 巨人のドラフト3位ルーキー右腕、赤星優志投手(22=日大)が2度目の先発登板となった阪神戦(東京D)で7回4安打2失点と好投。セ・リーグの新人一番乗りとなるプロ初勝利をマークした。

 試合後、初のお立ち台に上がった赤星は「いや、本当にうれしいです」と第一声。「えーと、チームもすごい…いま連勝して勢いに乗っていたので、その勢いに乗って自分もピッチングができるように。えー…。本当に頑張りました」と初々しく喜びを語った。

 投球内容については「ホームランを打たれてしまったんですけど、そのあとしっかりゼロに抑えて7回を投げ切ることができたので、本当に次も同じようなピッチングができるように頑張りたいと思います」という赤星。初勝利に加えてプロ4打席目となった4回にはガンケルから初安打も放っていきなり2つの記念球を手にしたが、「2つとも親に渡したいと思います」と親孝行ぶりも見せた。

 また、もともと巨人ファンだった自身が巨人のユニホームを着てお立ち台に上がっている気持ちを聞かれると「自分がずっと子供のころからあこがれていた景色だったので、本当にうれしい気持ちと、これから自分がファンの皆さんを喜ばせられるように頑張りたいなっていう気持ちがあります」と話してスタンドから大きな拍手をもらった。

 そして、初のお立ち台ということで自己紹介もかねてファンへのメッセージを求められると「新人の赤星優志です。1勝でも多く勝ち星を挙げられるように頑張って投げたいと思います。応援のほう、よろしくお願いします」としっかりとした声であいさつ。さらに大きな拍手が背番号31に降り注いでいた。

 プロ初登板初先発となった3月27日の中日戦(東京D)では6回を無四球5奪三振の5安打1失点と好投して勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が8回以降に6失点して初勝利が消滅。この日は初回に中田の満塁アーチが飛び出すなど打線が2度のビッグイニングをつくり、今季最多の9得点で勝ち切った。

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2022年4月3日のニュース