阪神・矢野監督セ・ワースト9連敗の弁「今は何でもきっかけにしたい」 報道陣との一問一答

[ 2022年4月3日 18:02 ]

セ・リーグ   阪神5ー9巨人 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神(3)>6回、選手交代を告げるため、ベンチを出る矢野監督(撮影・河野 光希)
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 阪神が巨人に5―9で敗れ、セ・リーグワースト記録を更新する開幕9連敗を喫した。初回に中田に満塁弾を浴び、5回には岡本にソロを許した。試合後の報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―ガンケル本来の投球ではなかった

 「そうやね。もうちょっとスピードがほしいし、コントロールもいつもどおりではなかった感じがする」

 ―立ち上がりは難しい

 「立ち上がりは、みんな難しいんやけど、ここまでの流れで、ガンケルは相手打者の調子も分かっているから、丁寧に投げようというというのがあったけど、それが逆に攻める気持ちが減ることになってしまい、そこをつけ込まれたっていうことかな」

 ―東京ドームは本塁打の怖さがつきまとう

 「(2日に先発した小川)一平の場合は坂本に2ランを浴びた。この球場はある程度、本塁打が仕方がない部分があるので、(やむを得ない一発と、防がないといけない一発との)バランスがすごく難しい。だからこそバッテリーで協力して、より意識を高めてやっていかないといけない。バッテリーにとっては難しい球場だけど、それでも勝負して、抑えていかないとだめ」

 ―勝ちパターンでの起用を期待するアルカンタラの制球が乱れた

 「制球というか、もうちょっとしっかり腕を振って変化球を投げて、ボールがキレる形にならないといけない。変化球で、空振りを取ったのは中田の空振りぐらい。真っすぐはそこそこかなと思うけど、結果的にそれでカウントが苦しくなっている。状態的にはまだいいとは言えないよね」

 ―9回の2本塁打でベンチのムードが上がっていた

 「いつも一緒になっちゃうけど、俺らの野球をやるしかない。『超積極的』とか『あきらめない』とか『挑戦する』とか。今までそういうものを大事にして戦ってきたので。何か大きく変えられる事って、まあまあちょっと俺も浮かばない。だからこそ、目の前のことに集中して、誰かに変えてもらうんじゃなくて、一人一人が『俺が変えてやる』っていう気持ちでね。もちろん俺もそうやし。そういうのをやっていくしかないと思っている」

 ―(5日からDeNA戦で)甲子園に戻ることがひとつのきっかけになるか

 「今は何でもきっかけにしたい。何でもプラスに捉えられるものはプラスに捉えたいと思う。もがき苦しんで、その中から成長していけるものを、チームも俺も見つけていかないとダメだと思っている」

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2022年4月3日のニュース