中日・阿部「何とか点を取って勝たせてあげたいと思った」 柳の好投に報いる値千金の決勝打

[ 2022年4月3日 17:45 ]

セ・リーグ   中日1-0広島 ( 2022年4月3日    バンテリンD )

<中・広(3)>完封勝利を挙げた柳(左)と決勝打を放った阿部は、お立ち台でドアラに手を掲げられ笑顔をみせる(撮影・椎名 航)
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 中日の阿部寿樹内野手(32)が、3日の広島戦で値千金の決勝打を放った。

 中日・柳、広島・遠藤の両先発の投げ合いとなった一戦で、6回2死からビシエドが二塁打で出塁すると、続く阿部が遠藤の直球を左前に運ぶ先制打。終わってみれば、この1点が勝敗を分けただけに、値千金の一打だった。

 1日の広島戦から、今季2度目のお立ち台となった阿部は「柳が0点で頑張ってくれていたのと、ビシエドがチャンスで回してくれたので、何とか還したいという気持ちがヒットになってくれました。(会心の当たりに)ヒットになってくれれば、何でも会心です」と笑った。

 昨季セ・リーグ2冠投手の柳が登板する日は、負けられない。特に野手はそんな気持ちを抱くといい、阿部は「毎回、頼もしい投球をしてくれるので、何とか野手で点を取って勝たせてあげたいと思いながら守っていますし、打席でもそういう気持ちです」と、仕事を果たした充実感をにじませた。

 これでチームは3連勝。直前に3連敗していた悪い雰囲気も吹き飛ばし「良くなってきているので、これからもっと勝って、もっと雰囲気を良くしたいと思います」とお立ち台で約束し、5日から始まる敵地での6連戦に向けては「本当に皆さんの声援が力になっているので、ロード出ますけど、しっかり勝って、また帰ってきたいと思います」と、再び約束していた。

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2022年4月3日のニュース