阪神 開幕9連敗でセ・ワースト記録を更新 また投手陣に“一発病” 5日からの甲子園で巻き返してくれ!

[ 2022年4月3日 16:16 ]

セ・リーグ   阪神5ー9巨人 ( 2022年4月3日    東京D )

<巨・神(3)> ベンチで厳しい表情の矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神が巨人に敗れ、開幕9連敗を喫した。前日に並んだ79年のヤクルトの開幕8連敗を塗り替え、セ・リーグのワースト記録になった。首位巨人とのゲーム差は8に開いた。

 腰の張りで出遅れていた昨季9勝(3敗)のガンケルが今季初先発。しかし、制球に苦しんだ初回、5番・中田に満塁弾を浴び、いきなりつまずいた。5回には2番手の浜地が4番の岡本和にソロを被弾。前日までの8試合で13本塁打を浴びていた投手陣の“一発病”に歯止めがかからず、この日も強力G打線の破壊力に飲み込まれた。

 打線は、初回に先頭の近本が安打を放った後、5回まで無安打。ルーキーの赤星の巧みな投球術に抑えられた。6回に糸井が2ラン、8回に佐藤輝が犠飛、9回に木浪と梅野が今季1号となるソロを放ったものの、先制、中押し、だめ押しと効果的に加点した5連勝中の相手との得点差を埋めきれなかった。

 今季限りでの退任を表明している就任4年目の矢野監督は、3月25日の開幕ヤクルト戦(京セラドーム大阪)で7点差を引っ繰り返される悪夢の形で今季がスタートした。その後、広島、巨人相手にも黒星が重なり、ついに、3カード連続で1勝も挙げられない異常事態に陥った。

 5日からDeNAを、8日から広島を本拠地に迎え入れ、甲子園で6連戦を行う。今季初となる聖地での戦いで、借金9からの巻き返しをはかりたい。

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2022年4月3日のニュース