中日 開幕投手の大野雄 25日・巨人戦へ試運転完了の3回零封「炎のピッチングをしたい」

[ 2022年3月19日 05:30 ]

オープン戦   中日1-1楽天 ( 2022年3月18日    バンテリンD )

<中・楽>2回、力投する大野雄は、両手を挙げタイムを取る(撮影・椎名 航)
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 中日の開幕投手・大野雄がオープン戦最終登板で3回54球を投げ3安打無失点の好投。オープン戦4試合登板で防御率1・93と万全の試運転を終えたエースの口から3月25日の開幕・巨人戦(東京ドーム)にかける思いがあふれ出た。

 「自分が最初にマウンドに立つので“こういう形で1年戦っていきますよ”というのを見せられたら。気合マックスで炎のピッチングをしたい」

 巨人を意識したマウンドだった。楽天・則本との投げ合いは巨人・菅野との投手戦に置き換え「先に点を与えると苦しくなる」とピンチでギアを上げた。3回1死二塁で浅村を迎えた場面は巨人の主砲・岡本和との対戦を思い描いた。カウント1―2から内角の力強い直球で見逃し三振に仕留めると小さくうなずいた。

 「やることはやったんで、シーズンが始まってからしっかり1年間投げられるようにしたい。内容よりも結果。開幕戦から意識して頑張りたい」

 立浪監督の初勝利の期待も背負う竜のエースが気合も準備もマックスで敵地に乗り込む。(中澤 智晴)

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2022年3月19日のニュース