大分舞鶴が初戦敗退 エース奥本 強打浦学7回9Kも悔し4失点 指揮官は「100点満点」ねぎらう

[ 2022年3月19日 11:54 ]

第94回選抜高校野球大会第1日第1試合 1回戦   大分舞鶴0-4浦和学院 ( 2022年3月19日    甲子園 )

<浦和学院・大分舞鶴>4回無死一塁 浦和学院・鍋倉(左)に先制の適時三塁打を打たれる大分舞鶴・奥本 (撮影・成瀬 徹) 
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 第94回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕。第1試合では21世紀枠で初出場した大分舞鶴が、強豪・浦和学院(埼玉)に0-4で敗れて初戦突破はならなかった。

 先発したエース奥本は浦和学院の強打線に対し、出所が見づらいフォームからナックルやパームボールなど多彩な変化球を繰り出して翻ろう。毎回走者を背負いながら3回まで無失点で乗り切った。しかし、4回先頭に中前打を許すと、2ランを含む3連打を許し3失点。それでも6回以降は持ち直し、捕手・青柳の好リードもあって無失点で踏ん張った。7回9安打9奪三振4失点で降板した。打線は浦和学院の左腕・宮城の前になかなか走者を出せず、援護しきれず。それでも遊撃・後藤が再三の好プレーを見せるなど守備では練習の成果を見せた。

 21世紀枠出場校の初戦突破は、昨春の具志川商(沖縄)が果たしていた。ただ、この時は対戦相手の八戸西(青森)も21世紀枠で出場。一般選考枠の学校に勝つのは15年に松山東(愛媛)が二松学舎大付(東京)に5-4で下したのが最後。7年ぶり快挙には届かなかった。

 ▼大分舞鶴・河室聖司監督 得るものが多かった。初めての甲子園。最後まであきらめずに選手たちはプレーしてくれた。たくさんの応援をいただいて戦うことができた。奥本は4点とられたが、100点満点の投球だった。やはり良い投手。最後まで攻略できなかった。夏に向けて攻撃力を高めたい。

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