和歌山東 倉敷工下し春夏通じて甲子園初勝利 延長戦制す 執念継投でピンチしのぎ 11回に一気7点

[ 2022年3月19日 15:02 ]

第94回選抜高校野球大会第1日第2試合 1回戦   和歌山東8-2倉敷工 ( 2022年3月19日    甲子園 )

<倉敷工・和歌山東>9回、日向から三振を奪い雄叫びをあげる和歌山東・麻田(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕。第2試合は和歌山東が倉敷工を8-2で下し、春夏通じて初の甲子園白星を挙げた。

 和歌山東はエースの横手右腕・麻田が粘りの投球。3回に先制を許したが、打線が6回、併殺の間に同点に追いついた。

 1-1の8回、倉敷工は正捕手・宮田に代打を出して先手を打ち、1死一、三塁とチャンスメーク。これに対し、和歌山東ベンチも動いた。エース麻田を二塁にまわし、左スリークオーターの田村に継投して対抗。田村が後続を打ち取り、勝ち越しを許さなかった。

 10回には一打サヨナラ負けの大ピンチをしのぎ、延長11回。2番・森岡が右前適時打でついに勝ち越し。後続もつないでこの回一気に7点を奪い、突き放した。

 ▼和歌山東・米原寿秀監督 序盤は硬かったが、後半粘った。延長でなんとか力を出せた。11回はあれがうちらしい攻撃かなと思う。初回、2回チャンスものにできず流れつかめなかったが、粘っていこうと話していた。(継投は)出る投手が力を出してくれて良かった。(途中出場の選手も)ノビノビやってくれました。自分たちがやってる野球ができたと思います。新しい歴史の1ページを刻んでくれたと思います。(次戦は浦和学院と対戦)相手は強いですが、思い切ってぶつかっていきたい。

 ▼和歌山東・麻田(3度マウンドへ) ホッとしています。最後まで1人で投げたかったけれど…落ち着いて入ることができた。みんなが声かけてくれて打たせてとるピッチングができた。

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