巨人・菅野と中日・大野雄が開幕投手内定 沢村賞投手の投げ合いへ菅野「死にものぐるい」

[ 2022年3月2日 05:30 ]

開幕投手に菅野(右)を指名した原監督(中央)と桑田投手チーフコーチ(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 沢村賞投手の投げ合いが、25日の開幕、巨人―中日戦(東京ドーム)で実現する。巨人・菅野は5年連続、球団最多となる8度目の大役。球団公式YouTubeで原監督が「菅野しかいない」と発表した。「身が引き締まる思い。勝ちにこだわっていいスタートが切れるように。死にものぐるいで投げたい」と菅野。開幕戦で勝利すれば通算5勝目となり、別所毅彦、斎藤雅樹を上回り、球団最多記録を更新する。

 中日・大野雄は2年ぶり4度目。立浪監督は「(昨秋に)監督に就任した3日後ぐらいに日程が出て、その時に決めた。本人には秋のキャンプで伝えていた」と巨人に合わせ、この日に公表した。菅野より1学年上の左腕は「武者震いした。開幕戦に限らずしっかり投げる準備をしていきたい」と意気込んだ。

 両投手の直接対決は過去に7度。菅野が自身4勝1敗と勝ち越しているが開幕戦での投げ合いは初。両リーグ通じ最高の先発投手に与えられる沢村賞を、菅野は17、18年、大野雄は20年に受賞した。球界を代表するエースの意地がぶつかる。

 ≪15年のソフトB摂津VSロッテ涌井以来≫沢村賞投手同士の開幕投手対決は、15年の摂津(ソ)対涌井(ロ=現楽)以来。巨人―中日のカードでは、70年の高橋一三(巨)対小川健太郎(中)以来52年ぶり2度目で、前回は小川の完投で中日が10―3と大勝した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月2日のニュース