阪神の開幕左翼は空白の激戦区! 井上ヘッド「パターン試す」候補に糸井、ロハス、江越、小野寺、島田

[ 2022年3月2日 05:30 ]

糸井嘉男
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 猛虎で注目されるのは、開幕投手や開幕4番争いだけではない。3・25開幕オーダーでは左翼もまだ空白の激戦区で、キャンプを終えて絞り込まれた候補は糸井、ロハス・ジュニア、江越、小野寺、島田の5人。3月のオープン戦13試合を前に井上ヘッドコーチが号砲を打ち鳴らした。

 「いろいろな(起用法の)パターンを試しながらやっていくしかないかなと」

 19年目を迎える糸井は今春キャンプを初日からフルメニューで消化し出場した6度の実戦ですべて1安打ずつ放つなど好調を維持してきた。一方で来日2年目を迎えるロハスは打撃の状態が上がってこない。昨春経験できなかったキャンプをケガなく完走したとはいえ、実戦は20打数3安打で終了。「結果を残すこともできなかったが、まだまだ良くなる」と上昇を期した。

 残る3人にも、チャンスはある。2月最後の実戦だった27日のヤクルト戦では江越、小野寺がそれぞれ本塁打を放てば、島田も2安打でアピールした。井上ヘッドコーチは「江越もやっぱり調子もいいし、アピールしたいという気持ちも伝わって来る。僕らは見てあげたい」と期待した。求められるのは、結果のみ。熾烈(しれつ)なアピール合戦が幕を開ける。

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