オリックス主役が輝きシリーズ王手! 田嶋が6回零封!主砲・杉本がV弾放った

[ 2021年11月11日 20:45 ]

パ・リーグ クライマックスシリーズ ファイナルラウンド第2戦   オリックス2ー0ロッテ ( 2021年11月11日    京セラD )

<パCSファイナルS オ・ロ(2)>6回無失点の好投を見せたオリックス・田嶋(撮影・坂田 高浩)
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 主役が期待通りの働きを見せ、オリックスが2連勝。1勝のアドバンテージを含め3勝0敗とし、25年ぶりの日本シリーズ出場へ力強く王手を掛けた。

 シーズン8勝の左腕が、先発投手の重責を十分に果たした。抜群の制球力で、田嶋はロッテ打線に的を絞らせない。6回までに許した安打はわずか3本。二塁さえ踏ませず、最強ブルペン陣にバトンを渡した。

 「とにかく、楽しむ気持ちを忘れず、後先を考えずに、目の前の打者一人一人に集中していこうと思ってマウンドに上がっていました。何とか0に抑えることができて良かった」

 待望の快音が生まれたのは6回だった。2死から吉田正の放った一撃が好投の美馬を直撃。右腕はマウンドから姿を消し、続く杉本がロッテ2番手・東妻の代わりばなを捕まえた。左翼へ豪快な先制2ラン。投手戦の重苦しい空気は消え、スタンドが歓喜に包まれた。

 「打ったのはスライダー。何とか打球が上がってくれて良かった」

 ベンチで、ヒーローが声を弾ませた。リリーフ陣もスキを見せず、第1戦の山本完封に続き、第2戦は零封リレー。ロッテに18イニング本塁を踏ませないまま、シリーズへあと1勝とした。

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