マリナーズからFAの菊池雄星に10球団以上興味か ボラス代理人「間違いなく多くの需要がある」

[ 2021年11月11日 20:34 ]

菊池について語るスコット・ボラス代理人(杉浦大介通信員)
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 大リーグの球団幹部や代理人らが集まるGM会議2日目が9日(日本時間10日)、カリフォルニア州カールズバッドで行われた。マリナーズからFAの菊池の代理人を務めるスコット・ボラス氏が取材に応じた。

 業界屈指の敏腕代理人として知られるボラス氏は「雄星はオールスター戦に選ばれた投手だ。マーケットに97マイル(約156キロ)左腕がどれだけいる?おそらく5、6人くらいだろう。その中でFAになるのは2、3人だけなんだ」と威勢の良い言葉を連発。「雄星には間違いなく多くの需要がある。10チームかそれ以上が興味を示している」と争奪戦が展開されそうだという見通しを述べた。

 今季の菊池はメジャー4年目で初のオールスター戦出場を果たしたが、シーズン終盤は結果を残せず苦しんだ。ボラス氏によれば、20年の菊池はパンデミックの影響で47イニングしか投げなかったにも関わらず、今季は一気に157イニングまで投球回数を増やしたために疲れが出たという。

 また、マリナーズ側が来季以降の契約選択権を行使しなかったことは「マリナーズは多くの若手投手を抱えているから予想できていた」と分析。一方で、菊池が年俸1300万ドル(約14億8200万円)の選手側の契約選択権を行使しなかったことは「今オフの先発投手のマーケットでは需要がある中で、適切な市場価値を知りたかったから」と説明した。(杉浦大介通信員)

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2021年11月11日のニュース