巨人、崖っ縁! CSファイナルは2試合連続零敗 わずか2安打で王手かけられる 守備も3失策

[ 2021年11月11日 21:20 ]

セCSファイナルステージ第2戦   巨人0―5ヤクルト ( 2021年11月11日    神宮 )

6回2死二、三塁、マウンドへ行く原監督(右から3人目) (撮影・平嶋 理子)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは11日、神宮球場で第2戦が行われ、レギュラーシーズン3位の巨人はヤクルトに2試合連続零敗。優勝したヤクルトにアドバンテージ1勝を含めて3勝0敗とされ、日本シリーズ進出に王手をかけられた。巨人のファイナルステージ3連敗(アドバンテージによる敗戦含む)は2010、18年に次いで3度目。

 2位・阪神と対戦したCSファーストステージを“下克上”で勝ち上がった巨人だったが、10日のファイナルステージ初戦は20歳右腕・奥川に9三振を喫して6安打完封負け。だが、敗戦から一夜明けたこの日も24歳左腕・高橋の前に初回2死満塁の先制機を逃すと、その後は3回から6回にかけて10者連続で凡退するなど8三振を喫して2安打に封じられた。7回以降もスアレス、清水、マクガフの継投の前に無得点。初戦の6安打に続いて第2戦はわずか2安打で、ファイナルステージは18イニング連続無得点となった。

 エース菅野は6日の阪神戦で7回98球を投げて2安打零封してから中4日でのマウンド。変化球主体の組み立ての中、制球にも苦しみ、2四球を与えた2回に西浦の中犠飛で先制を許した。その後は走者を出しながらも要所を抑えて0―1のまま試合が進行。だが、6回に味方の失策も絡んだ2死満塁のピンチに代打・川端に押し出し四球を与えて2点目を失うと、塩見に左中間へ満塁の走者を一掃する3点適時三塁打を浴びて降板となった。

 巨人は堅守を誇って来た守備が3失策。1番の松原は初戦からこの日まで5打席連続三振を喫するなど2試合連続ノーヒットだった。3年連続の日本シリーズ出場へ崖っぷちに追い込まれた巨人。12日の第3戦では左腕・メルセデスが先発マウンドに上がるが、8月24日の広島戦(東京D)で今季7勝目を挙げたのを最後に9戦勝ちなし4連敗でレギュラーシーズンを終了している。

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