ヤクルト・高津監督 ファイナルS初戦先発・奥川を信頼「もちろん大丈夫。何の不安も心配もない」

[ 2021年11月10日 05:30 ]

室内練習場から出る奥川(撮影・村上 大輔)
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 今年のヤクルトを象徴するワードで、高津監督が士気を高めた。巨人とのCSファイナルS初戦を翌日に控え「もちろん“大丈夫”だと思って戦いますし、選手を信頼して送り出すので、何の不安も心配もしていません。全力でぶち当たる、全力で戦うのみだと思います」と力を込めた。

 9月7日の阪神戦前にミーティングで発した「絶対大丈夫」。指揮官の言葉に発奮したナインはそこから快進撃を続けた。「絶対大丈夫」グッズも販売されるなど盛り上がり、6年ぶりのリーグ優勝へ駆け上がった。

 「記憶にないぐらい前に、いろいろなプランを立てている中で決めた」と高津監督がポストシーズン初戦を託したのは高卒2年目の奥川だ。原則的には中10日以上で登板させながらも、チームトップタイの9勝。後半戦はカード頭の起用にも応えてきた右腕が、大役に指名された。

 雨のため室内練習場で調整した20歳は「初戦の大切な試合。チームに勢いがつくようなピッチングを心掛けたいと思います」。巨人戦は今季、防御率2・77で2戦2勝と、好相性も後押し。白星を挙げれば、20歳6カ月で14年藤浪(阪神)に並ぶセ・リーグのCS最年少記録となる。

 阪神とのファーストS2試合を「何度も見ました」と高津監督。準備は万全。あとはナインを信じるだけだ。(青森 正宣)

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2021年11月10日のニュース