ヤクルト 内野フライでタッチアップし先制 「犠飛」とはならなかった理由とは

[ 2021年11月10日 18:40 ]

CSファイナルステージ第1戦   ヤクルト―巨人 ( 2021年11月10日    神宮 )

<セCSファイナルS第1戦 ヤ・巨>初回1死一、三塁、村上の遊飛を捕球する坂本(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトが初回、珍しい内野フライでタッチアップ成功し、先制点を上げた。

 1死一、三塁で村上が遊撃の後方へフライを打ち上げ、遊撃手の坂本が体勢を崩しながら捕球するのを見て、三塁走者の塩見がタッチアップ。ホームインに成功し、貴重な先制点を上げた。

 この飛球の記録は「犠飛」ではなく、「遊飛」。だが、村上には打点1がついている。公認野球規則9.08(d)によれば、「0アウトまたは1アウトで、打者がインフライトの打球を打って、フェア地域とファウル地域を問わず、外野手または外野の方まで廻り込んだ内野手が、(1)捕球した後、走者が得点した場合 (2)捕球し損じたときに走者が得点した場合で、仮にその打球が捕らえられていても、捕球後走者は得点できたと記録員が判断した場合には、犠牲フライを記録する」と記されている。

 この場合には「外野の方まで廻り込んだ」とみなされなかったため、犠飛とはならなかった。

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