大谷翔平が「ハンク・アーロン賞」受賞逃す ゲレロとハーパーが受賞

[ 2021年11月10日 08:55 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 大リーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、ア、ナ各リーグで傑出した打者に与えられる「ハンク・アーロン賞」を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(27)は受賞を逃した。

 ナ・リーグはブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)、ア・リーグは本塁打王のウラジーミル・ゲレロ内野手(ブルージェイズ)が受賞。大谷はア・リーグのファイナリスト7人に選出されたが、受賞はならなかった。

 大谷は今季二刀流として158試合に出場し、打率・257、リーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁、両リーグ最多の8三塁打。日本選手ではイチローがマリナーズ時代の04、07年に最終候補入りしたが受賞できなかった。

 99年に創設された同賞はMLB公式サイトの記者がまず最終候補者を選出。その後、10月15日まで同サイトでファン投票が実施され、米国野球殿堂入りしている8人の元選手が選考に加わっていた。

 メジャー歴代2位の755本塁打のハンク・アーロン氏は今年1月22日に亡くなっており、今回は没後初めての賞で注目を集めていた。MVPは18日(日本時間19日)に発表される。投打の二刀流として大リーグの歴史に名を刻んだ大谷に大きな期待がかかる。

 ▽ハンク・アーロン賞 メジャー歴代2位の755本塁打をマークしたH・アーロンが、当時の通算最多記録だったベーブ・ルースの714本塁打を更新してから25年を記念し、1999年に創設された賞。アーロン氏は65歳だった。30球団から各1人がノミネートされ、MLB公式サイトの記者たちが最終候補を選出。10月15日まで同サイトでファン投票が実施され、MLBに選出された米国野球殿堂入り8人の元選手が選考に加わる。

 【ア・リーグの最終候補選手と今季成績】
大谷 翔平(エンゼルス)   率・257、46本、100点、26盗
S・ペレス(ロイヤルズ) 率・273、48本、121点、1盗
V・ゲレロ(ブルージェイズ)  率・311、48本、111点、4盗
A・ジャッジ(ヤンキース)   率・287、39本、98点、6盗
M・オルソン(アスレチックス) 率・271、39本、111点、4盗
J・ラミレス(インディアンス) 率・266、36本、103点、27盗
C・ムリンス(オリオールズ)  率・291、30本、59点、30盗

※成績は率=打率、本=本塁打、点=打点、盗=盗塁

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