日本ハム・稲葉GMがビッグボス効果を語る 「目の色が凄く変わった」

[ 2021年11月10日 17:00 ]

<日本ハム>会話する(左から)新庄監督、稲葉GM、木田2軍総合兼投手コーチ(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)が10日、3日間にわたる沖縄・国頭秋季キャンプ視察を終えた。現役時代からの盟友で、新庄監督から「あっちゃん」と呼ばれる稲葉篤紀GM(49)も新庄監督とともに精力的にグラウンド内を動き回った。

 通算2167安打で、新庄監督から「左打者を教えてほしい」との依頼を受け、“コーチ兼任”も務めている稲葉GMは「監督の目を凄く意識しているな、と。それは凄く感じました。これは凄くいいことだったと思います。テレビで見る新庄監督だ、というところから入って、その監督から話しかけられればもちろんこんな嬉しいことはないですし。目の色が凄く変わって、元気も出ていましたし、そういう3日間だった」とビッグボス効果を口にした。

 「練習でも、午前中の練習で例えば、初日は遠投をやったり、40メートルダッシュ、2日目は連係やったり、今日もシートノックで内野が外野行ったり、キャッチャーが外野行ったり、いろんな目線を考えているのかなと。何となくではなく、そこにはちゃんとした意図がしっかり見えている」と評価。「楽しみながらでもちゃんと野球につながっているんだよというものがあった。凄く練習メニューを考えている。私にもそういうアイデアがあれば教えてほしいと言われている。選手は本当に、今までみたいな練習も必要なんですけど、楽しみながらでもそれにはちゃんと野球につながっている練習。なんかそういうのを考えて、アイデアを出しながら飽きさせないように考えていますね」と語った。

 稲葉GMはさらに、新庄監督が選手と打撃練習中に交わした内容の一端も明かした。「メジャーの経験が監督ありますからね。バリー・ボンズ選手の話であったり、バットの重さは何グラムで、こういう風に打っているとか、選手にもそういう話をしてましたけど、選手も非常にそれを理解しながら、何かこうやろうとしている。ヘッドの重みをしっかり感じて、みんな全力で振るということをやっているんですけど、体全体全力じゃなくて、ヘッドの重みだけで簡単に飛ばせるんだよと。なんかそういうことを話しをしながら言っていましたけど、選手の中ではまあ新しいこと、軽く振れはなかなか言われることじゃないんですけど、もっと軽く振れ、もっと軽く振れ、軽く振ってどうやって飛ばすかという。なんかそういうこともみんな新しい挑戦の中でつかんでくれたらいいなと、そういう話をしていました」と語った。

 稲葉GMが打撃指導も行った清宮については「(清宮)幸太郎はね、この4年間たって、今の成績ですから、何か私のアドバイスの中で、少しでも考え方が変わったりとか、清宮幸太郎というバッティングが、もともとね、力はあるので、清宮幸太郎というバッティングを何とか戻せないかなと」と期待を寄せた。

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