阪神 サイン伝達疑惑にセ・統括「あったとまでは全く思わない」、球団へは「紛らわしい行為」注意

[ 2021年7月8日 05:30 ]

<ヤ・神>試合前、メンバー表を確認する阪神・矢野監督(右)と高津監督(撮影・会津 智海)
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 6日のヤクルト―阪神13回戦で阪神・近本がサイン伝達を疑われた件について、7日にセ・リーグの杵渕和秀統括が「紛らわしい動作、行為であったと率直に感じます。サイン盗みがあったとまでは全く思っておりません」と見解を示した。

 5回2死一、二塁の状況で、二塁走者・近本が何度も左手を動かしていたことをヤクルトの三塁手・村上が指摘。両軍ベンチの口論に発展して試合が一時中断した。名幸一明球審が両監督を集めて収束。報告を受けた同統括も映像で確認し、「阪神球団に対しては、紛らわしい行為はない方がいいということで、注意をお願いした」と説明した。

 阪神側も一夜明けた全体ミーティングで「紛らわしい行為」に関する再発防止を選手に通達。両監督で話し合いも持ち、阪神・嶌村聡球団本部長は「(サイン伝達は)しておりませんし、する意思もまったくございません。試合前に両監督同士で話し合いがありまして、その辺も解決はしております」と強調した。(山本 浩之)

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2021年7月8日のニュース