阪神・佐藤輝のアーチ量産は恩師も予想外 「大学行って、社会人で頑張れば…と」

[ 2021年7月8日 08:30 ]

セ・リーグ   阪神4-6ヤクルト ( 2021年7月7日    神宮 )

仁川学院時代の佐藤輝(左から2人目)(家族提供)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が7日のヤクルト戦で12試合44打席ぶりの20号を放ち、新人左打者では1946年大下弘(セネタース)の歴代最多に並んだ。2点劣勢の4回無死一塁で右翼席へ同点弾。77試合目での到達は、58年長嶋茂雄(巨人)の89試合を超えて新人史上2番目のスピード。悔しい空砲に終わっても、また球史に名を刻んだ。

 【記者フリートーク】仁川学院の辻元伸一監督(46)は、佐藤輝が2年夏だった頃に監督に就任。テレビで節目の一発を見届け「(高校時代も)ある程度の飛距離は出ていましたけど、ここまで量産するとは正直想定していませんでした。大学行って、社会人で頑張れば…と。近大での4年間は相当大きかったんだと思います」と喜んだ。

 地元の兵庫県・西宮から育ったかつての生徒の活躍は、日々の楽しみの一つだ。「とにかくケガなく試合に出ているのが一番。最後まで何事もなく出てくれれば。ただ、欲を出すなら狙える記録は狙ってほしいですね」。プロの世界で大きく羽ばたく末を、心の底から応援し続ける。(阪神担当・阪井 日向)

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2021年7月8日のニュース