阪神・中野も8番で雪辱 ヘッスラにダイビングキャッチ「気持ちが前に出た」 矢野監督も称賛

[ 2021年6月2日 22:41 ]

交流戦   阪神2-1オリックス ( 2021年6月2日    甲子園 )

3回無死、中野はヘッドスライディングでの二塁内野安打で出塁(撮影・坂田 高浩)
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 前夜のミスを引きずらず、躍動してみせた。8番に打順を下げた阪神・中野が攻守にハツラツとしたプレーでチームを盛り上げ、勝利に貢献した。

 「きのうのバント失敗やエラーもあり、何としても取り返そうと気持ちを持っていた」

 まずは3回先頭で、二塁への詰まった打球で、懸命に一塁へヘッドスライディング。セーフをもぎ取ると、二塁に進塁してから北條の左前打で再びホームへヘッドスライディング。「(ヘッドスライディングは)とっさに出たけど、気持ちが前に出た」。執念で先制の生還を果たした。

 守りでも6回1死で三遊間に抜けそうな打球をダイビングキャッチして好捕。すぐさま二塁に転送してアウトにしてみせた。前夜は8回に同じシチュエーションで二塁に悪送球し、決勝点に結びつく失策を犯しただけに「昨日の今日ですからね。ピッチャーを助けたい気持ちもあって、それをしっかり出せた」と胸を張った。

 矢野監督も「本人しかね、気持ちの内面のところは分からんけど。プロで大変なのは毎日試合があって、気持ちも上下してしまうところやけど、まあ、よくなかった次の日にこうやってやるってことはすごく大事なこと。そうやって経験積んで成長していけると思う。本当に守備も素晴らしかったし、昨日の今日で素晴らしかったと思います」と称賛した。

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