西武 山川が3回に先制6号2ラン 逆球に威力なし…の格言通りの一発

[ 2021年6月2日 22:24 ]

交流戦   西武3―4巨人 ( 2021年6月2日    東京D )

<巨・西2>3回1死二塁、2ランを放つ山川(撮影・白鳥 佳樹)
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 逆球には威力がない、は球界の常識。巨人・横川が内角を狙った直球は、抜け気味に外角高めに来た。シュート回転したボールを、西武・山川が上体をのけぞらせながらのスイングでぶっ叩く。3回1死二塁。豪快過ぎる先制の6号2ランは、右中間スタンド最上段で弾んだ。

 「しっかり打てて良かった。打った瞬間、手応えバッチリだった」。約2カ月ぶりの「4番弾」だ。開幕4戦目、4番で出場した3月30日の日本ハム戦で初回に1号2ラン。しかし直後の走塁で左足を痛め、翌31日に左大腿裏の軽い肉離れで出場選手登録を抹消された。故障者が続出するチーム状況は現在も続いている。5月7日の復帰後は5、6番を打つなどした山川だが、頼もしい限りの4番打者の一発だった。

 しかし試合は逆転負け。山川は1点を追う9回2死一、二塁で打席に立ったが中飛に倒れて最後の打者に。無念の表情でベンチに引き上げた。

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2021年6月2日のニュース