エンゼルス・大谷への四球に大ブーイング 敵地なのにスイング見たい!

[ 2021年6月2日 02:30 ]

インターリーグ   エンゼルス1ー6ジャイアンツ ( 2021年5月31日    サンフランシスコ )

<ジャイアンツ・エンゼルス>9回、二塁に走る大谷(AP)
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 スターの証だ。エンゼルスの大谷が5月31日(日本時間1日)、DH制ではないジャイアンツとの交流戦で1―6の9回に代打出場。敵地にもかかわらず1万3144人のファンから大歓声が起こったが、一度もバットを振ることなく、四球となり、投手のトロピアーノに大ブーイングが浴びせられた。

 今や人気は全米規模に広がり、現役時代に巨人でプレーしたジ軍のゲーブ・キャプラー監督は「(投打の)二刀流がファンを引きつけている」と称賛。ジ軍主砲ロンゴリアも「世代を超えた選手。僕も見たい」と語った。

 ジョー・マドン監督は1―4の6回途中に大谷の外野手起用が頭をよぎったが、海風に加え右中間フェンスが敵地オラクル・パークは独特の形状で守備が難しく、踏み切らなかったという。次回先発は中6日で4日(日本時間5日午前10時38分開始)のマリナーズ戦に決定。指揮官は「(外野手で大谷を先発起用したい)衝動は間違いなくある」としつつ「今がその時ではない」と慎重に語った。(笹田幸嗣通信員)

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2021年6月2日のニュース