マリナーズ菊池雄星 最速156キロ 初回2連続四球からすぐに修正「貴重な試合になった」

[ 2021年3月9日 07:50 ]

マリナーズ・菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)は、8日(日本時間9日)のインディアンズ戦でオープン戦2度目の登板。初回は連続四球と安打で一死満塁のピンチを迎えたが、5番ロベルト・ぺレスを二ゴロ併殺に打ち取り無失点。2回も最初の2人の打者に2ボールとなり制球が定まらなかったが3つの内野ゴロで三者凡退。3回は先頭の9番張育成に1ストライクから左中間にホームランを打たれたが、後続を3連続内野ゴロに抑えた。3回を投げて2安打2四球1失点。球数は40球、ストライクは23球。まっすぐは97マイル(約156キロ)を何度も計測するなど力があった。内野ゴロは7個だった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――2回以降はリズムが良くなった。
初回2人連続(四球で)出してしまって、回の間に捕手や投手コーチと修正しようと話して、すぐに2回からできたので、今日は貴重な試合になった。

――何を修正したか。
全体的に横振りになっていた。ブルペンからそうですけど。それを直そうとして合わせに行った。2回からは思い切って腕を振れば、勝手にタイミングがあってくると思いながら投げました。

――まっすぐは良かった。
ストレートに関して2回以降、腕が振れて気持ちよく投げられた。すぐに修正するということを2試合目でできたのは良かった。

――97マイルも出ていた。
まだまだいけるかなと。がむしゃらに腕を振っているわけでなく、バランスを意識した中で、96、97マイルがコンスタントに出ている。もっともっと出るのではないかと。ただしバランスを意識するのが今のプライオリティ。

――滑るボールに慣れたか。
慣れないので、そういうものだと諦めるしかない。最近は喉が渇いてからっから。鼻が詰まって口呼吸になると一瞬でからっからになる。なるべく鼻で呼吸するようにしています。

――ホームランは。
スプリットが高めに抜けました。ホームランを打たれたが、スプリットは最後左打者のロザリオにも投げ(遊ゴロ)、いい感じだった。

――今、アリゾナで試していることは。
追い込んでから、昨年以上にスライダーを投げたり、左打者にスプリットを投げたり、去年やっていないことをやろうと。

――立ち上がりの課題はどう克服。
どちらかといえば心理的なものが大きい。この時期は特に丁寧に丁寧にと確かめながら行ってしまう。それが初回は顕著に出た。

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2021年3月9日のニュース