阪神・西勇は“甲子園開幕戦”へ 「火曜日の男」として相性抜群の広島、巨人撃破や!

[ 2021年3月9日 05:30 ]

<阪神投手指名練習>ショートダッシュをする西勇(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 藤浪が開幕投手に決定したことを受け、大本命と目されていた阪神の西勇は開幕2カード目の初戦となる30日の広島戦(マツダ)に回ることが濃厚となった。

 昨季の相性を重視した上で、今季は「火曜日の男」としてスタートを切る。広島戦は4勝0敗、防御率2・00。抜群の数字を残した。そこから、次回登板は甲子園開幕戦となる4月6日の巨人戦が見込まれる。優勝チームを相手に3勝1敗、防御率1・77。チームが8勝16敗と大きく負け越した中で、好内容が光った。

 2年連続の開幕投手こそならなかったが、G倒への意識は常に胸中を支配している。1月に取材に応じた際には「変わらずにいつも通りに投げる。特に新しいことというのは投げながら感じること。成績的には分がいいので、打たれるまで継続したらいいと思っている」とキッパリ。臨機応変に対応し、白星を積み重ねたい。

 春季キャンプ中にぜん息を発症して一時チームから離脱したが、調整ピッチを上げつつある。今春初実戦となった5日ソフトバンク戦は2回を1安打無失点。この日は甲子園での投手指名練習に参加し、ブルペンで投球練習を行った。福原投手コーチも「柱になっていってもらいたい」とハッパをかけるなど、先発ローテーションの中心として期待は大きい。

 当初、30日広島戦の先発が有力視されていた秋山は、開幕3戦目となる28日のヤクルト戦(神宮)に変更される見込みとなった。

 《秋山 9日から本番モード「開幕まで長くない」》秋山は、先発が予定される9日の教育リーグ・オリックス戦(鳴尾浜)に本番モードで臨む。「開幕までも長くないので、実戦感覚とか、入りとかを大事にしながらテンポよくやっていきたい」。登板予定だった5日のプロアマ交流戦・京産大戦が雨天中止。実戦は春季キャンプ中の2月23日DeNA戦以来となる。「意図ある球を投げて、結果が伴えば」。この日は甲子園での投手練習に参加し、キャッチボールやショートダッシュなどで登板に備えた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月9日のニュース