広島の救世主はすでに来日していた 新外国人のクロンは背番号10に決定

[ 2021年1月9日 05:30 ]

すでに来日していることが判明した広島のクロン(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 広島の新外国人ケビン・クロン内野手(27=前ダイヤモンドバックス)が3日にいち早く来日していたことが分かった。球団が8日、発表した。現在は2週間の自宅待機期間中で、18日に入団会見が予定される。背番号は10に決まった。

 政府は昨年末、新型コロナウイルスの新たな水際対策として、全世界からの外国人の新規入国を1月末まで停止すると発表。既にビザ(査証)を取得した外国人は入国が認められ、クロンが早めに対応していたことが功を奏した格好だ。

 現場を預かる首脳陣には朗報だろう。何しろ、Dバックス傘下3Aレノに在籍した19年に38本塁打でキングに輝き、打率・331、105打点を挙げた期待の大砲候補だ。本紙評論家の新井貴浩氏は鈴木誠との新春対談で「クロンは多分打つ」と予想。主砲も「いや、すごいと思います」と呼応しており、2月1日にキャンプインできるのは大きい。

 その一方で、ともに新外国人のドビーダス・ネバラスカス(27)、カイル・バード(27)両投手の来日は、入国制限によって未定と発表された。7日に新型コロナ感染が判明したフランスア同様、この2人についても調整遅れが懸念される。背番号はネバラスカスが99、バードは42と発表された。

 テイラー・スコット(28)と育成のロベルト・コルニエル(25)両投手は、渡航前のPCR検査で陰性が確認され、9日に来日する予定。アレハンドロ・メヒア内野手(27)の来日は1月中旬の見込みだ。

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2021年1月9日のニュース