広島 床田の復調デカい! 先発6人そろい、ローテに安定感 「足を引っ張り続けたので取り返したい」

[ 2020年10月3日 05:30 ]

セ・リーグ   広島7-5ヤクルト ( 2020年10月2日    神宮 )

<ヤ・広15>スタンドに手を振る床田(撮影・篠原岳夫)
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 4回までに2度も同点弾を浴び、広島・床田は崩れかけていた。「苦しい投球だった」と認める中で3度目リードをもらった5回に突然の切れ味が生まれた。簡単に2死を奪うと、山田哲に対しては1ボール2ストライクから今季自己最速となる150キロを2球続けて投じ、いずれも空振りを奪って三振に仕留めた。感覚を取り戻したのか、6回も3者凡退で自身2連勝で3勝目をつかんだ。

 「(5回にも)点を取ってもらったので、何度も同じミスはできないと思って投げた」

 勝利にも笑顔はない。「探り探りになってしまった」と話すように初回、先頭の荒木に四球を与え青木に同点2ランを被弾。登板10試合で初回の失点は実に7度目。佐々岡監督も「相変わらず入りが悪い。最後(の方)に150キロが出て(序盤を)楽に投げているのかと見られてしまう」と厳しい評価ながら、勝って反省できるのは前進だ。

 大瀬良、ジョンソンが離脱する中、床田らの昇格で先発6人はそろった。谷間だった1日のスコットを除けば、直近の先発6人全員が5イニング以上を投げ、その間の先発防御率は2・31と安定する。最下位は一日で脱出。「足を引っ張り続けてきたので取り返したい」と床田。10月反攻には、低調だった先発陣の発奮が求められる。(河合 洋介)

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