日本ハム・河野の兄で日立製作所の祐斗から祝福メッセージ「プロの世界で、また対戦しよう」

[ 2020年7月20日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム9―2ロッテ ( 2020年7月19日    札幌D )

日立製作所の河野祐斗
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 日本ハム・河野の兄で社会人野球の強豪・日立製作所でプレーする祐斗内野手(24)が、スポニチ本紙を通じてプロ初勝利の祝福メッセージを寄せた。

 竜生、プロ初勝利おめでとう。ただ、ここがスタート地点。ここからが大事だと思う。1勝で終わらずこれからの長いプロ野球人生を頑張ってほしい。

 最初の転機は鳴門入学だと思う。僕とは3歳違いで、高校は入れ違い。竜生は天才肌で努力しなくても技術的にずばぬけていた。鳴門に入りたいと言った時、僕は(鳴門3年時に)主将も務め、甲子園に4季連続で出場できるほどきつい練習をしてきた。だから「練習は凄くきついし、おまえには無理」と止めた。それでも意志が強かった。あの目には覚悟があった。そこから野球に取り組む姿勢が変わった。

 次の転機は高校卒業後の進路を決める時。竜生の目標はプロでプレーすること。僕は大学(明大)に進学したけど、強豪の大学なら部員が100人超。「本当にプロを目指しているならレベルが高く少数精鋭の社会人で技術や精神面を磨いた方がプロに近いんじゃないか」と言った。社会人野球で経験を積んでプロが現実的なものになったと思う。

 僕の目標もプロ野球でプレーすること。去年右肩を脱臼して半年くらいリハビリ生活をしていた時、ドラフト1位候補として注目される竜生の存在が励みになった。社会人野球で対戦したのは1度だけ。遊飛に打ち取られた。プロの世界で、また対戦しような。

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