オリックス・由伸 ボール先行で崩れたリズム…無四球9Kながら7回3失点で初黒星

[ 2020年7月20日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2―3ソフトバンク ( 2020年7月19日    京セラD )

<オ・ソ>7回無死二塁、柳田に右越え適時二塁打を打たれた山本(撮影・井垣 忠夫)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】無四球でもボール球で失うリズムもある。オリックス・山本がこの日奪った9三振中、5個が3球三振とソフトバンク打線をストライク先行で牛耳った。二保も好投し、緊迫した投手戦。しかし、0―0の7回無死二塁で柳田にフルカウントから140キロのフォークを右中間へ適時二塁打され均衡を破られた。

 柳田に72球目を打たれるまで山本が投げたボール球はわずか18球。ただ、柳田には3打席全てボール先行で3ボールまで使い、半分の9球のボール球を投げさせられた。

 山本は「一番いい打者なので丁寧に投げたらボール先行になった」と振り返った。前日まで柳田は31安打中21本を3球目までに打っている。山本の頭に当然そのデータはあった。6回まで62球と抜群のテンポで進めていたが、早打ちの柳田には打者優位のカウントをつくってしまった。

 中村晃にもボール先行で右越え2ランを浴びるなど、この回だけで14球がボール球。3球勝負のリズムを失った山本は、無四球9三振ながら7回3失点で今季初黒星を喫した。(君島 圭介)

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