大谷 実戦登板で6K「投げるたびに良くなっている」 二刀流開幕へ「楽しみ」

[ 2020年7月20日 08:48 ]

実戦形式に登板するエンゼルス・大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が19日(日本時間20日)、本拠地エンゼルスタジアムでキャンプ3度目の特別ルールの紅白戦に先発し、打者22人に対し、5安打、4四球だった。

 尻上がりに調子を上げ、毎回の6奪三振。前回登板で痛打された若手有望株のアデルをスプリットと直球で2三振に打ち取るなど、持ち味を発揮した。「投げるたびに良くなっているというか、強度というより、バッターに慣れている気はします」と安どの表情を浮かべ、「全体的にバランス良く投げられました。追い込んでからの変化球は今ひとつもありましたけど、全体的に見ると進歩しているなと思っている。カウントを取る直球も、追い込んでからの直球もコースにいくボールもしっかりありましたし、良くなっているかなと思います」と手応えを口にした。

 打者10人に7四球だった前々回登板、打者15人に5四死球だった前回登板と比較し、明らかなボール球も減った。登板間の調整に関しては「メカニックも含めて体調もそうですし、前々回より前回の方が強度も球数も多くなっていたので。来週空けて、特に強度は公式戦も上がると思うのでそこらへの体調も含めて調整が大事かなと思います」と語った。

 コロナ禍の影響で60試合制だが、2年ぶりに二刀流で挑むメジャー3年目。24日(同25日)に敵地で迎える開幕・アスレチックス戦から始まるシーズンに向けて「楽しみにはもちろんしていますし、その前にバッターで開幕があるので、出るかどうか分からないですけど、出るつもりで。まずはそこが最初の試合なのでチームとしても勝って、2戦目も勝って、3戦目にたぶん投げると思うので。そこで頑張りたいかなと思います」と意気込みを語った。

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