東芝3発でドラフト候補撃破　6番村上が公式戦初アーチ

第90回都市対抗野球大会第11日　準々決勝   東芝10―1JFE西日本 （ 2019年7月23日    東京D ）

2回1死三塁、左越え本塁打の東芝・村上（中央）は松本（右）に出迎えられる　（撮影・西川祐介）
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　東芝の6、7番コンビがJFE西日本のドラフト上位候補左腕、河野を打ち砕いた。先陣はJX―ENEOSから補強されたルーキーの6番・村上だ。2回1死三塁で、河野の145キロ直球を先制の左越え2ラン。「無心で強く振ることだけを意識しました。（カウント）2ボールだから直球と信じて」。振り遅れないようバットを短く握って振り抜いた。これが松山東―明大―社会人を通じて公式戦初本塁打に。「ホームランってベンチに帰っても祝福されるんだ」と笑った。

　続く7番・石川も河野の142キロ直球を右翼席中段へ運ぶなど終わってみれば3本塁打を含む12安打10得点の大勝。平馬淳監督は「少し浮ついていたので引き締めました。あと2試合で真価が問われる」と9年ぶり頂点へ手綱を締め直した。